FXはpipsで利益や損失を見るべきです。
金額でいくら勝った負けたという人がいますが、基本的にそういう考え方はオススメできません。
詳しい話をする前にpipsとは何かというと為替レートが動くときの最小単位の事で、例えばドル円の場合は、100.01円という様な表示の0.01の1の部分が1pipsに当てはまります。
円が関係している場合は1銭と同じ物です。
ただ最近は100.001円といった様な表示をする所が多いので注意しましょう。
この場合は0.1pipsと呼びます。
何故金額ではなくpipsで考えるべきなのか
簡単にいってしまうと賭ける枚数を変えた時に何pipsで利益を取って損失を切るのかを分かりやすくするためです。
例えば普段1、2枚でトレードしていて金額ベースで考えていたとします。
そして利益が出て、枚数を4、5枚に増やしたとすると当然変動する金額も変わってきますので、いつもの様に利確、損切りするとしたらいくらでやるべきなのかが分からなくなってしまうのです。
FXで勝つというのはトータルの話なので、この部分が分からなくなるといつもと同じトレードをしているつもりがまったく違う事をやっているなんていう事になります。
それを解決するためにpipsで見るのですが、pipsで利益や損失を普段見ていれば賭ける枚数が変わったとしてもある程度対応が可能となります。
金額で見ても良いFXトレーダーは?
普段からずっと同じ枚数でしかやらないし、今後コレを変えるつもりはないという人でしたら金額で見ても問題ないと思います。
実際枚数を増やした途端に勝てなくなったという人が結構いて、賭ける枚数が増えれば増えるほど1pipsの重みが大きくなり損失を出してしまいます。
大勝しなくていいからコツコツやるという人でしたらこの考え方もいいのかなと思います。
賭ける枚数を変えたらpips計算も変えないといけない
例えば普段から枚数を変えてトレードする人の場合はかなりトレードが難しいです。
1回目に4枚張って、次に7枚張るという様なトレード方法だとおそらくその都度利益と損失を何pipsでやればいいのかを考えないといけないでしょう。
ちゃんと計算すれば出来ない事も無いと思いますが、基本的には枚数をしばらくの間変えない方が良いです。
枚数を頻繁に変えていると大きく張った時だけ負けるという事が起こってしまった場合、その損失を取り戻せなくなってしまうかも知れません。
しかし同じ枚数でFXトレードをすれば利益と損失の額がある程度安定するのでやりやすいと思います。
最後にこのページでは、FXの利益と損失は金額ではなくpips数で見た方が良いという事を覚えていってください。
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