FXでは利益確定のタイミングが難しいとされています。
それはどこまで思った方に動いてくれるのか分からないからです。
基本的には利益確定のタイミングは手法によります。
手法によって全然やり方が違います。
勝率を高く設定した手法の利益確定タイミング
基本的にFXは期待値で考えると利益確定をどれぐらいでやらないといけないのか分かります。
例えば自分の取引ルールが10回のトレードでの勝率が80%の物で、1回の利益が1,000円とした場合は10回中2回まで1回のトレードで4,000円負けてもプラスマイナスゼロで終わらせる事が出来ます。
もっと簡単にいうと勝ち回数が8回×1000円=8,000円、負け回数が2回×4,000円=8,000円となり、同値となります。
つまりこのFXトレードのルールで勝つには1回の利益を上げるか、勝率をさらに上げるか、1回の負け額を少なくすればいいわけです。
FXで勝つというのはどんな方法であれ期待値が0よりも上回っている必要があるという事です。
期待値を考えないでトレードして勝っている人もいる
結論からいうと期待値を計算せずともその人のルールがトータルで勝つ物となっており、考えていなくてもそのルール自体が期待値プラスであるのです。
例をあげるとこのチャートポイントでここでこういう風にはいるとこっちにいってくれて、ここまで値が動く可能性が高いからそうなれば利益確定、しかしもしそうならなければ即損切りする。
という様な考え方だったとしてもこうなる可能性が高い、ここまでは行くといっているので勝率を多く考えているトレードと考えられ、あとはそれをマイナスにしてしまわないような損切りをしているという風に考えられます。
毎回同じポイントで入れといわれている理由
毎回同じという事は10回やって何回こうなっているというのが分かり易いからです。
そのポイントが発生すると10回中何回そうなる可能性があって、どこまでいくのかを見ていくとFXトレードルールの確立や利益確定タイミングがおのずと見えてきます。
しかし毎回同じポイントでなくともその人なりのファンダメンタルの把握やテクニカルの考え方があっていればその考えに基づいてトレードしたとしても期待値はプラスとなり、それはそれで正解といえるでしょう。
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勝率が低い場合の手法はリターン値ベースで考える
勝率が低いやり方の場合はそれだけ一回の利益を多くとる必要があります。
という事は必然的にリターン値があるかないかで考えないといけません。
要するに10回中7回負けてしまう、勝率3割のやり方の場合はその損失分を補うだけの額が必要となり、その場合はどのぐらいの利益を最低とらないといけないのかが分かり、利益確定タイミングもわかります。
チャートを見ていき、そのポイントを見つけて期待値を計算してやるとおのずとトレードルールが確立されて勝ちへとつながります。
それを実戦して勝つ様になるとより効率的にお金を稼ぐ方法を考えるようになります。
また、世界情勢の変化やチャートの変化により、それは変わってきますので、人によっては検証のし直しをしてまた新たにポイントを見つける必要もでてくるでしょう。
今までの話をちゃんと見ていてくれていればFXでの利益確定のタイミングの考え方が分かってもらえたかなと思います。